解けない呪いに捕らわれて

「綺麗になれば人生変わる」

思春期の頃に覚えたそのフレーズを毎朝呪文のように唱えながら、念入りに朝のメイクをするのが10代のころからの日課でした。

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20代、アパレル販売員として働いていた頃の強みは白くて透明感のある肌でした。

ぱっちり二重でアイドル顔の同期には叶いませんが、洗練された「オトナな女性」になら私もなれるはずと、

透明感の出るメイク用品を買い漁ってはよなよな試す毎日。

肌綺麗だね、と褒められるのが何よりもの生きがいでした。

それが30代、事態は急変しました。

早起きして念入りな洗顔、お湯は38度をキープ、1本8,000円の化粧水と乳液を惜しむことなく使ってスキンケアしたのに、

鏡の前に映るのは一週間前から変わらないニキビとクマ、むしろ増えた気がしているシミの数。

口コミレビューでは一位だったコンシーラーでも隠せないくすみ。

夕方になると、お手洗いで鏡に映る自分を見るのも怖くなるメイク崩れ。

20代の頃に思い描いていた「オトナな女性」は、こんなにも疲れて見えていただろうか、

毎日電車の窓に映る自分を見ては落胆していました。

大きな目でもなければすらっとした鼻筋も通っていない、いわゆる準日本人的な顔立ちで、

唯一自慢できるのが白くて透明感のある肌だった私にとって、

この仕打ちはあまりにも大きすぎます。

そうはいっても10代の頃からの呪いはそう簡単に解けません。

SNSで美肌情報を検索しては、綺麗な若い子の肌に羨ましさを募らせる毎日を過ごしています。

どうにかしてこの状況を打破できないか、と形成外科の広告も真剣に読んでみては脳内で電卓をたたき

結局リスクに怯えてそっと画面を閉じたりもしています。

もう一度ハタチからやり直したい、

今度はもうメイクしたまま寝たりしない、朝まで飲んでそのまま出勤なんてしない、

そう思いながら今日も8,000円の化粧水に呪いをかけて過ごしています。